4年間バーボン樽で熟成させた後、さらにアメリカンホワイトオークの新樽で熟成させた原酒を使用しています。
キャラメルのような甘みとスムースな味わいが特長です。
通常のバーボンでは、チャーリングしたアメリカンオークの新樽に貯蔵、熟成を行います。
樽のチャーリングとは、樽の内側を焦がしていく工程で、それにより、樽剤内部の成分を抽出しやすくし、バニラのような甘い香りを引き出す効果が生まれます。
焦がし加減によっても香りが変わり、黒焦げに近くなるまで焦がすと、焦げた香りが雑味のように反映されたり、原酒の熟成に伴う色づけにも影響します。
スコッチやジャパニーズでは、数回貯蔵に使った樽を再び内側を焦がすリチャーを行って再利用しますが、バーボンでは再利用せず、スコッチやジャパニーズの蒸溜所に売却します。
さて、このダブルオークの場合、2種類の樽を使っているのが特徴です。いずれも新樽です。
最初は深く焦がした新樽に4年以上熟成、その後は浅く焦がした新樽に移し替えて数ヶ月熟成をさせます。
これによって、2つの特徴の異なる性格を原酒に与えようとしています。
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